音域バランスがいい曲の作り方を視覚的に解説します!

曲を作っていく上で重要なのは『音域バランスを意識する事』も挙げられます。
ここを意識しないで作っていくと、ミックスダウン時に音圧を稼げなかったり最悪クリップノイズが発生したりもします。

音域バランスが取れた曲というのはおもちゃ「ブロック」をイメージするとわかりやすいのかなぁと思い、使わなくなったブロックを引っ張ってきました。笑



ではいってみましょう!



音域バランスとは?

正確な名称はわかりませんが、曲として低域・中域・高域がバランス取れたものとしてください。
全ての帯域が均等になるとどうなるか。
イメージはというとこういった感じです。





結構ざっくりしていますが。笑

低域・中域・高域のバランスが取れていますよね。
実際の音楽になるとここまで均一にはなりませんが、あくまでイメージとしてです。



では次にクラブで流すような低域強めのダンスミュージックで見ていきましょう。
僕の場合このような音域バランスをイメージしています。


【テクノ】


低域は重要なので多めです。



【テックハウス】


パーカッションなど中域・高域の成分が多めに入るのでこのようなバランスでしょうか。


【エレクトロ・EDM】

低域はもちろん大事ですが、テクノよりは少し上めな周波数かなと思っています。
また、シンセが中心になるので中高域あたりが多くなります。



続いて別なジャンルでも見ていきましょう。

【歌ものの曲(ポップス系)】





【ヒーリング曲】


あまり低域がなくても成立します。



どうでしょう?伝わりますかね?笑

かなりざっくりとした図ですが、僕の場合このようなバランスを常にイメージして曲を作り始めます。
自分なりのバランス感覚を持っていると「次はこの音色を入れよう」とか「低域強めだからこのパートを外そう」など対策が見えてくるんです。

曲を作っていく上でのガイドラインみたいなものですね。
これがあると無いとでは制作スピードも格段に違ってくるはずです。




実際の作っていく上での考え方

仮にテクノを作っていくとします。
理想とするバランスはこの画像とします。





まず最初にキックを入れる。


次にハットを入れる。




しかし低域の音は人間の耳には聞こえにくい性質を持っているので知らず知らずに音量が上がっている可能性もありますよね。
このような状態です。



このままでマスタートラックにマキシマイザーなどをかけると、低域ばかりにエフェクトがかかり、狙った効果が期待できません。
対策が必要という訳です。


①低域を減らす
②高域を増やす


おおよそこの2つが解決策でしょうか。
①は単純に多い低域を下げる働きをします。
②は相対的に低域を下げる狙いです。


①の対策をしたイメージ画



②の対策をしたイメージ画




どちらも低域・高域のバランスは取れていると思います。
あとは現状、中域が空いているのでシンセ系を入れたり、声ネタを入れたりと進めていきます。

このイメージが無いと「この音かっこいいからどんどん使っちゃえ!」と特定の帯域ばかり増えて曲が破綻するのを防げるんです。


また②のように「相対的にバランスを取る」という考え方は曲を作っていく上でかなり頻繁に使いますね。






ミックスダウンとマスタリングの違い

ミックスダウンについては別項目で書いていこうと思っていましたが折角ブロックがあるので一緒にご紹介。笑
厳密な違いという訳ではありませんが、制作していく上でのニュアンスの違いをご紹介していきます。




まずこれまでの帯域バランスを意識した曲作りを進めたとしても、多少のばらつきは出てきてしまいます。

※バラバラ



↓↓そこをきちんとEQなどのエフェクターなどで整えるのがミックスダウンの役目。↓↓


整いました!!ヾ(*´∀`*)ノ






だがしかし!!
油断してはいけません。

作っている曲のバランスが取れたと思っても『他の曲と比べたら全体的にズレていた』というのはしょっちゅうあります。
音源のバランスは整ったけど、『全体を比較した時他の楽曲とのズレを修正する役目』がマスタリングだと思っています。




参考にするリファレンス曲を聞きながら各帯域を調節します。

DAW一つで完結できる現在、ミックスダウンとマスタリングの境界線は曖昧になっていますよね。
だからこそ誰でもこの2つの工程を行う事ができますが、それぞれの役目をきちんと把握することによってより理想の音に近づけるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です